2010年/仏/ドキュメンタリー/22分/カラー/ステレオ
16:9 (アナモフィック)/DV PAL/豊島由佳
出演:Carole MOUGEOLLE
2010年/仏/ドキュメンタリー/22分/カラー/ステレオ
16:9 (アナモフィック)/DV PAL/豊島由佳
出演:Carole MOUGEOLLE
豊島由佳のこの新作ポートレートは絵画のように、さらに的確に言えば、ダンサーそして教師であるキャロル・ムジェオルを映し出すこの作品を第一部とする二部作として構想されている(本作と、そして第二部となる次作品は、能楽師、師匠である泉泰孝のポートレート)。
『変容の技法』、そしてその伝達法についてそれぞれの二人が語るモノローグ的な二作品を一作品として統合し、思いもよらぬ対話を生み出すことを意図しているのは、かのボッティチェッリ『プリマヴェーラ(春)』からタイトルを引用していることからも察される。
この作品において、豊島由佳のカメラはキャロル・ムジェオルの身体、そして人生までへとズームをあてながら、ひいてはダンス、身体、クリエーション、そして訓練といったことへの熟慮を映し出す。キャロル・ムジェオルという人物、身体のムーブメントというタッチをもって、《生きるように踊る、考えるように踊る》という、この寛大な教師の肖像画を描き上げている。