(能にて演奏される笛)
(能にて演奏される笛)
泉鏡花は、明治後期から昭和初期にかけて活躍した小説家。
当時の文壇のなかでは、独自の作品世界をつくりだし、その奔放な発想力で幻想小説や花柳小説を書く。
さらには多くの戯曲も手がけ、『天守物語』は鏡花の神秘主義、ロマン主義、恋愛至上主義が色濃く打ち出され、代表作と称されるとともに戦後の鏡花再評価はこの作品から始まった。
シリーズ「【美×劇】──滅びゆくものに託した美意識──」の三作目を飾るのは『天守物語』。日本近代浪漫主義の象徴として独自の地位にあり、文学界のみならず、演劇界でも妖しい未知の夢幻世界を浮かびあがらせてきた泉 鏡花円熟期の傑作だ。
「鏡花にふれたい」──その美しい言葉に魅せられた白井晃が、初めて本格的な日本近代古典の戯曲に真っ正面から挑み、秋の中劇場に、生と死を超えた純愛の物語が展開される。
作曲/三宅純 オリジナル サウンド トラック録音参加
出演/篠井英介、奥村佳恵、平岡祐太 ほか
作:泉鏡花
演出:白井晃
於:新国立劇場 中劇場
公演日程/2011年11月5日(土)から11月20日(日)まで
主催/新国立劇場 共催livepage.apple.co.jp/TBS 後援/TBSラジオ